エンド・オブ・ウォッチ(end of watch)(2013)
LAで一番治安の悪い地区をパトロールする警官を、当人のホームビデオ撮影という形式を交えつつ仕立てた映画です。
お正月映画としてはややハードでしたが、
面白い映画でした。
あらすじに「とんでもない事件に巻き込まれる」的なことが書いてあるので、見ている人は、いつになったら巻き込まれんだろうと思いながら鑑賞することになってしまうのでしょうが、普通に考えれば、映画の主眼は、危険に身をさらす警官をリアルに描くことです。POV撮影もそのための小道具に過ぎません。
(あんまり良くないあらすじの見本だと思います。)
なんかイヤだな~、というシーンの連続で、本当にこんな仕事は嫌だと思わされました。
あと、治安の悪さ凄すぎ。シティ・オブ・ゴッド級ですわ。
アメリカはやっぱりヤバいね!
バディムービー(相棒モノ)としても優れており、とにかく、主役二人の会話が秀逸。
マイケル・ペーニャは、ちょっとしゃべるだけで、役柄に誠実な奥行きが加わるし、ジェイク・ギレンホールは、感情をため込む雰囲気を醸すのがお上手で、爆笑している姿はこちらまでうれしくなってしまいます。
いい映画でした。