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Google MAPの医院のクチコミが地獄になっている件

Google MAPの医院のクチコミが地獄になっている件

Google MAP にはスポットをレビューするクチコミ機能がある。

少し前から思っていたが、医院のクチコミが地獄のようになっている。

私が見た範囲では、概ね下記のような記述が多かった。

  1. 話をしっかり聞いてくれない。
  2. 診察まですごく待たされた。
  3. 高圧的な態度である。
  4. 専門用語で話されて、分からなかった。
  5. 説明をしてくれなかった。
  6. 対症療法の薬を処方されて終わった。そんなの自分で薬局いけば済む。
  7. 受付の態度が悪い。
  8. 診療時間が終わって数分しか経っていないのに受け付けてもらえなかった。

そして、多くの個人医院が、5点満点で、2点台のスコアを得ている。

これを見て思うのは、

  • 専門家を非専門家がレビューすることの困難さ
    と、
  • レビュアーの偏り
    である。

 

専門家を非専門家がレビューすることの困難さ

市場の非対称性が端的かつ如実に現れている。

レビューに、医者が専門家として提供した処置やアドバイスが間違っていた。不適切であったという指摘はほぼ見られない。ある意味当たり前のことだけれども。

見られるのは、不快な思いをしたという諸々のクレームである。

辛うじて、6番と5番が、専門職としての態度に対するクレームに見えなくもないが。

医者を何で測るかというのは難しく、よくない医者というのもいるにはいるが、少なくともこれは違う感がすごい。

 

レビュアーの偏り

不満を感じた人が義憤から書き込んでいるのが散見される。 と、いうか、率直に言って、そんなのばっかりである。

そもそもレビュー機能がおまけにすぎず、google MAPへのレビュー書き込みというのが一般化していないが故の過渡期的症状なのかもしれないが、悪意に満ちた人ばかりである。

これは怖い。 

 

僕としては、医者に関しては、レビューの対象外とするくらいの暫定処置があって良いような気がした。

あと、この問題は、そのうち士業をはじめとする他の専門職にも広がってゆくような気がする。レビューは有用だが、非対称な市場では弊害もあるといういい例だと思ったので書く。