【爆裂ネタバレ注意】Route End ついに End の正体が判明 【衝撃の35話】
ROUTE END (ルートエンド)という漫画を知っているでしょうか。
もう、早くネタバレに進みたいので以下省略。
ネタバレすごいので、まだ読んでない人は読まないでネ。
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ネタバレ
注意
ネタバレ
注意
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1.End の正体
さて、前回長々と推理してみましたが、
ほぼほぼ間違いない、とまで言い切った End の正体が大外しでしたね。
でも、個人的には、太慈が犯人じゃなくて、やっぱりうれしいです。
(負け惜しみじゃないよ!!)
やはり、キーになるのは、32話の鬼頭と七瀬の会話でした。
再度引用しますね。
鬼頭「林の死体がCの可能性があるとなった時点で、あの日が違った意味を持ったが」
七瀬「ええ・・・」
鬼頭「それによって疑わしくなった奴らには犯行日のアリバイがあった」
七瀬「刑事が証人のアリバイですね」
鬼頭「となるとあの日の橘の言動の意図が不明だ。(中略)まあ普通に考えればあの近辺の人間が」
前回の記事でも言及しましたが、
「林の死体がCの可能性があるとなった時点で、あの日が違った意味を持った」というのは、仮面の男Cが春野兄弟を襲った日の意味が変わったということを意味しています。CがEndの被害者になったことで、C≠Endとなると、CはわざわざEndを名乗ってまで春野兄弟を襲ったことになり、意図が分からなくなります。
そして、「それによって疑わしくなった奴ら」というのは、仮面の男Cと直接会ったことでEndの容疑者から外れていた春野兄弟のことです。
そして、そこには犯行日のアリバイがあった→鎌田による偽のアリバイだった
と、いうのが流れになります。
なので、春野真人(弟くん)*1が犯人でも矛盾のない形で、春野太慈へのミスリードが行われていた形になりますね。
私は、以下の理由で、弟くん犯人説をアッサリ捨ててしまったわけですが、
なので、鎌田によるアリバイが崩れてしまった「疑わしくなった奴ら」というのは、春野と春野弟で間違いないと思います。
ただ、「実は春野弟が End でした」と言われて、どうですかね。
そんなの納得できます?という身も蓋もない理由と、第34話で、End の現行犯中に 春野弟は 妻の乳癌の手術に付き添っていたことや、C が 襲撃時に春野弟をほぼ相手にしていなかったこと等から春野弟が犯人である可能性は非常に低いと考えています。
乳癌付添い手術は、推理モノにありがちな時間描写のズレでしたし、
弟くんだというのも(今後、納得できるオチがつくかは別として)、丹念な春野太慈へのミスリードを鮮やかに裏切る見事な演出でした。
効果は抜群だったと言えるでしょう。
2.弟君の動機
弟くんの動機は良く分かりません。兄ほど荒れずに少年期を過ごしてきたように見えていました。家族を築いていることや、人格的にも安定した雰囲気や、兄との対比でそう思わせるところがありました。
母の自殺の時点で、10歳という年齢だった兄と比べて、もう少し幼かったから衝撃も薄かったのかなと何となく想像してしまっていましたが、それが偽りの姿だったのは間違いないですね。
32話で、春野パパが、
八千代... こんな遺書子供に見せられるわけないだろ...
と独白していますが、この遺書も関係するのかもしれません。
ただ、やっぱり、動機に関する伏線は薄いと言わざるを得ず、
逆に、しっかりと異常性が描写されている橘BCDや、明らかに異質な江崎の関与があったということにならないと、困ったことになってきます。
ただ、あんまり荒唐無稽な話でも困ります。
二時間ドラマやコナン君みたいな「憎かったのよぉ~~~」的動機吐露は白けるし、
かといって、
「ぬははは、実は私が黒幕だ」+「おで、殺人マシーン、、、」となっても白けるし、
着地が難しそうだなと感じますが、ここまでドラマつくりの上手い中川先生なら、ぜったい唸らせてくれると信じて、また2週間待とうと思います。
3.橘BCDの目的
橘BCDの目的が、いよいよ分からなくなってきました。
橘BCDにとって、太慈はいったいどういう存在なのか。
これも、超期待です!!!
(もちろんABCD同一人物の種明かしも。突然のSF展開だけは勘弁してほしい。。。)
4.太慈と春野家のこれから
犯人じゃなくても、太慈や春野家のこれからを思うと心が重くなります。
救済や再生がありうるのか。
しつこいですが、この物語がどう終わるのか、楽しみです。
(終)
*1:JUMP+のコメント欄では兄だと思っている人も多いけれど、弟です。初出の6話でしっかり説明されています。